平成24年 6月定例会
箕輪町議会会議録1.招集年月日 平成24年6月12日 午前9時00分2.招集場所 箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所 箕輪町役場議場4.開会、
閉会日時 ┌───┬──────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 平成24年 6月12日 午前 9時00分 │議 長│ 藤田
英文 │ ├───┼──────────────────────┼───┼───────┤ │散 会│ 平成24年 6月12日 午後 4時56分 │議 長│ 藤田
英文 │ └───┴──────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員 出席議員 15人 欠席議員 0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────
┐ │議席│ │ 出 席 │議席│ │ 出 席 │ │ │ 氏 名 │ 欠
席 │ │ 氏 名 │ 欠
席 │ │番号│ │ の 別
│番号│ │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 1
│ 下原甲子人 │ 出 席 │ 9
│ 荻原かほり │ 出
席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 2 │ 武村
俊身 │ 出 席 │10│ 平出 政敏 │ 出
席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 3 │ 釜屋 美春 │ 出 席 │11│ 松本 五郎 │ 出
席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 4 │ 大槻 金吾 │ 出 席 │12│ 入杉百合子 │ 出
席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 5 │ 浦野 正雄 │ 出 席 │13
│ 唐澤 千洋 │ 出
席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 6
│ 岡田建二朗 │ 出 席 │14│ 木村
英雄 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 7 │ 小島 常男 │ 出 席 │15│ 藤田
英文 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 8 │ 向山 章 │ 出
席 │ │ │ │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────
┐ │事務局長 │ 小嶋 正 │書記 │ 松村 明 │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │町長 │ 平澤
豊満 │会計管理者 │ 小林 利明 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │副町長 │ 白鳥
一利 │消防室長 │ 桑澤 国一 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │総務課長 │ 浅野 幸利 │教育長
│ 唐澤 義雄 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │経営企画課長 │ 唐澤 紀朗
│教育課長 │ 戸田 勝利 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │税務課長 │ 百瀬喜美子 │生涯
学習課長 │ 唐澤 清志 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │住民環境課長 │ 中村 克寛
│教育委員長 │ 平出 紘一 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │保健福祉課長 │ 唐澤 修身 │代表監査委員 │ 山口 武勇 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │子ども未来課長 │ 伊藤 敦子
│ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │産業振興課長 │ 永井 正
│ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │建設水道課長 │ 柴 敏夫
│ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │建設水道課 │ 唐澤 秀明
│ │ │ │公営企業専門課長│ │ │ │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘8.会議事件及び議事日程 平成24年6月
箕輪町議会定例会 議 事 日 程 (第3号) 平成24年6月12日 午前9時開議 日程第1 一 般 質 問 議事のてんまつ
◎
小嶋事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立をお願いします。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご着席をお願いします。〔一同着席〕 午前9時 開会
○藤田議長 ただ今の出席議員は15人であります。本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 本日の議事は、昨日に引き続き一般質問であります。 質問者を指名いたします。10番
平出政敏議員
◆10番(平出議員) おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご指名をいただきましたので通告に従い質問をさせていただきます。昨日、1日目の質問の中で大分質問され、答弁されているとこがありますけれど通告書に従って質問をさせていただきます。 まず、平成23年度の
決算見込みについてでありますが今議会であまり内容を細かくいうつもりはありませんけれど、一応時期としてはある程度の見込みが見込まれるそんな時期でありますので質問をさせていただきます。まず平成23年度当初予算は、一般会計84億7,000万円、国保と6つの特別会計53億9,143万円、
水道事業会計5億222万7,000円、予算総額は143億6,365万7,000円で前年度当初予算に比べ4億4,273万円、率にして3.2%の増額となっています。また国の
緊急経済対策関係事業として平成22年度で予算化し実質的には平成23年度で実施する4億5,659万5,000円の
一般会計予算を加えた実質的な平成23年度一般会計当初予算は89億2,659万5,000円となり、前年度一般会計当初予算比5億5,659万5,000円の増となっています。当初予算に対する
決算見込みについてまずお聞きをいたします。
○藤田議長 答弁を求めます。町長
◎平澤町長 平成23年度の決算ですけれども、まだ確定しているわけでございませんが概算数字が出ておりますので、お知らせをさせていただきたいと思います。一般会計の
決算見込みということで、平成23年度は歳入が総額で一般会計の方は92億6,000万円、歳出が88億3,000万円ということで、先日もお話しましたが差引4億3,000万円くらいの残が出る予定でございますが。うち3億2,000万円は繰越金ということで24年度の予算に繰越してありますし、残り1億1,000万円を一応
財政調整基金の方へ積上げていこうかなというふうに考えているわけでございます。数値的には、
決算見込みは以上でございます。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) いずれにしても活力あふれる元気な箕輪町づくりへ向けての5つの重点施策を盛り込んでの平成23年度の予算でありましたけど、その事業予算の執行状況と評価についてお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 一応当初予算からスタートして最終既決の予算額については約100億8,000万円ということですが、繰越分が7億9,000万円ほどありますので、一応実行したのが92億9,000万円ということでございます。したがって一応その100億円に対する繰越分を差し引いた後の執行率というのをどうとらえるかなんですが、見かけ上の金銭上は一応100億円のものから92億円ということになると95%ということになりますが、予定していた事業をすべて執行しておりますので、残が出たということですけれども、私は執行率ということで見るのであれば実質的には全部執行できると。つまり予算を計上して執行していないものはないというのが前提だと思います。今ご指摘ありましたように昨年度5つの重点項目も含めましてですね、事業をさせていただきましたがいずれにしても町税の決算の見込みがですね33億3,000万円ということで前年度の決算額32億3,000万円と比較しますと約1億円くらいは増になってきたということで徐々に景気も回復してきたかなというのが昨年度の決算で見えます。さらには交付税の
決算見込みが22億円ということで、前年度の決算額20億5,000万円と比較しますと約1億5,000万円くらいのプラスでございます。さらに国庫補助金で経済関連の補助金を中心に8億円、これは減となっておりますが、いずれにしましても町税、交付税がそれぞれ
プラスマイナスの形でておりますけれども、町税がいくらかづつ増えてきたというのは明るい見通しではないかなと思っております。予算につきましては一応予算設定の段階で、昨日もお話ししましたが歳入は比較的厳しく、歳出は一応そのどのくらいでもってまとまるかわかりませんのでやや甘くということで、実施段階では最小コストで最高品質の
町民サービスの提供ということで、コスト、スピード、チェンジ、サービスということを更に意識をして事業実施の段階での5%の効率化を図りつつ執行してきております。評価としましては一応財政の健全化ということもできました。財務的な諸指標もですね、
実質公債比率とかそんなようなものも一応そんなには悪くなってはおりませんし、
財政調整基金にも一部積上げができたと。さらには予定していた事業についてはすべて実施ができておりますし、新規事業もそれなりに遂行しております。それと効率化ということでですね、
少数精鋭体制を引いておりますがこれにつきましても一応予定していた体制ができ上がってきております。また、それと付帯はしておりませんが、ご指摘いただいていた副町長2人制を1人制に切り替えをして、一応難なく順調に滑り出してきているということでございます。その他、大先輩事業であるとか、英語あそびのレシピ方式等含めまして必要な新規事業も順調に上がっておりますので、概ね活力あふれるまちづくりに向けたですね予算執行ができたなというふうに評価をしております。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) ただ今町長から
決算見込みについて数字的なところをお話を聞いていたしましたけれども。平成23年度の決算ということではまだ早いと思いますけれど、町の財政状況の強化あるいは今後の見通し、課題、問題点をどうとらえ、考えているのか。ちなみに平成22年度の町の財政状況でありますが、財政力指数は0.628%、それから
経常収支比率が84.4%、
実質公債比率が15.4%、将来負担比率が88.7%というような数字が22年では計上されています。この22年度に対して23年度はこれよりもよくなるのかどうか、その辺の状況だけお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 まだ数値は全部出てはおりませんが、
財政力指数等につきましては一応町税の収入が若干増えておりますので悪くはならないと思いますが、他はほぼ横ばいだというくらいに私は予測しております。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) 9月の議会にいけばその辺についてははっきりした数字が出てくると思うので、よくなる数字を期待しているわけですが。 今回の予算の中で重点施策の1つでもある
元気はつらつ箕輪の大先輩事業等新事業の導入がいくつかあるわけですが、現在の時点での特に
元気はつらつ箕輪の大先輩事業の評価、成果、それから今後の問題点と課題等があったらお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長
元気はつらつ箕輪の大先輩ということで、ねらいは生涯現役体制と、元気で長生きをしていただこうというのが施策のねらいであったわけですが、それが1つの手段として
ポイント制等を使ってですね、外へ出て、そして働いたり、運動したり、それから皆さんとコミュニケーションを図ったりということを促進するために、ポイント制というもの入れてやってみました。ただこれはポイントを稼いでいただくということがねらいではなくて、皆さんが参加をしてより多くの人が生涯現役体制が確立できるかどうかというのが評価のポイントだと思っております。最終結果は新聞等で報道されておりますが、ポイント制でもって、ポイントを「箕」に切り替えた人が約60%くらいということになっておりましたけれども、これを切り替えるのが目的ではございませんし、大勢の人が参画いただいたなということで一応成果はあったのではないかと思っております。
老人クラブのメンバーもですね、約300人近く増えておりますし、この大先輩事業には70歳以上で
老人クラブに入っていない方も2~300人くらい参加をしていたと思いますので、ほぼ70歳以上ですと2人に1人がこの事業に参画しているということで、高齢者の皆さんが生きがい、また生涯現役という体制を目指して頑張っているという姿が見えてきたかなと。 これからどうしようかということですけれども、もう少し皆さん方に意見を聞きながら、要は、生涯現役で、
元気はつらつで人生をおくれるという体制をどういうところで作っていったらいいか。今までのものに積上げてやる必要があるのか、これからも他の施策も考えて
元気はつらつで本当に長生きをしていただくような体制をとりたいと思っております。なお、みのちゃんバスの無料化等につきまして大変好評をいただいておりましてですね、特に高齢者のご婦人の皆さん方については交通弱者ということで足がないというような皆さんが多いということで、これを一番評価していただいている層もございます。それからさらには今スタートしましたが、ながたの森の
マレットゴルフ場を無料開放してですね、頑張って元気でやっていただこうということについてもいろんな面で担当窓口もそうでしょうし、私どもの方にも大変高齢者にとっては感謝をしているという声が届いております。これもあくまでもやはり生涯現役で
元気はつらつで生活ができるということがねらいですので。ただ手段的に使っているものは評価は評価として、要は本当に例えば介護保険の対象者が減ったとかですね、そういうものが段々と見えてくると、これは本物になってきたなということですけれども。いまは一応手段の方だけを前提に評価をしておりますので、その手段の方の評価については概ね施策は良かったなということでございます。ある程度、高齢社会の中における行政のあり方ということで担当の方には問い合わせ、視察等もだんだん出てきましたので、1つのモデル、箕輪モデルとしてこれからやってまいりたいなとそんなふうに思っています。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) ただ今町長の方からお話がありましたけれど、確かにこの
元気はつらつの事業については2つの大きな目的というか、意味があるわけですが。1つは
長寿者クラブのクラブ員を増やす、そういうねらいを持っているわけですし、もう1つは「箕」の要するに活用によって
元気はつらつなそういった生活をしていただく。この2つが大きなポイントとしてあるわけですが。町長が先ほど申されたように、
長寿クラブでの会員数はこの新聞報道でいくと380人ほど増加をしたと、そういうことが報道されていますので大変喜ばしいことだと思うんですが。あと「箕」のポイントの方の交換については6割ちょっと、まあ65%くらいの交換というか対応がされているようですが、私も
長寿者クラブに入っておりましてこの
ポイント手帳をもらっているわけですが、なかなかまだ自分が若いと思っていますのでそういうことをつけていませんでしたので交換にいってはいないんですが。付けていなくても対応ができるというお話も聞いていまして、ぜひ公民館の方へおいで下さいということを言われてますが。いずれにしても、このポイントについてはせっかくやったことですので、大勢の方がポイント交換できるようなそういう対応をとっていただきたいと思います。 ちょっと話は変わるんですが、この
元気はつらつの関係の事業で、確か対応は公民館活動ということで各分館に10万円ずつの交付金を出して、この
元気はつらつの事業に協力をしていただくと。そういうことで予算化されたと私は思っています。私自身が
長寿者クラブに入っていますので、その中でいろいろ見ていますと
長寿者クラブ員の役員さんがいろいろなものを配ったり、またいろいろ話を聞きますとこの
元気はつらつの
ポイント手帳だとかいろいろな資料というか外遊券みたいなそういうものが郵送でされている、郵送でやるから今回は
長寿者クラブさんの手を煩わせない。そんなようなことも言われているという話も聞いています。そういう中で、ではいったい各公民館に支給されている10万円というのはどういうふうに使われているのかというのがちょっと疑問に思いますので、わかる範疇でこの10万円の活用方法をお聞きいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長
老人クラブというか
長寿クラブというか、そのクラブのですね存在の一番問題は事務処理的なものが高齢者でもってできないと。特に役員みたいなものだと大変だという話で、この
長寿者クラブを1つ、
老人クラブをできるだけフォローアップをする体制、どういうものがあるかわかりませんがこの段階で、まず公民館をですね地域の活性化の1つの原動力というふうになっていただいて、先ほどお話があったような
老人クラブを使って地域の連帯と絆というものを確立していこうということで、もしかしたら配ったりいろいろしている人は、
長寿者クラブなり
老人クラブの方がやっているかもしれませんが、いろんなアレンジとか、前段階の調査、それから啓蒙活動的なものについてはかなり分館の皆さんにお願いをしてやっていただきました。それでご案内のとおり公民館活動、要するに公民館の役員というのは大変忙しいものですから、更にそれに仕事が上乗せされましたので、それに対して何らかの協力をしていただくための報償というのではないですけれども、資金としてそれぞれの公民館一律に10万円ずつお出ししたというのが実態でございます。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) 今の10万円は精査をしているわけでありませんので、よくわかりませんけれど。郵送されるということになるとお金もかかることですし、そういうような仕事はできればその10万円の中でやっていただけることを考えていったらどうかなとそんなことも思うわけで、今後の10万円の活用法については期待をしております。それでは以上平成23年度の決算の見込みについての関係の質問は終わりまして、次に少数精鋭と職員200人体制についての質問をさせていただきます。 このことについても平成23年度の5つの重点施策の中にも盛り込まれておりますし、また町長の10の約束の中での23年度の事業計画の中にも盛り込まれておるものであります。現状の体制と評価、課題についてまずお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 一応
少数精鋭体制ということで一番見えるものが、職員の数でございます。平成24年4月1日現在の定数条例の数がご案内したとおり204人ということで、平成26年度ぐらいまでに200名体制をということでねらっておりましたが、一応平成24年4月1日の段階で職員数は204人になっております。これは職員1人1人の業務の拡大、さらには事務事業の見直し等による
少数精鋭体制の基礎ができ上がっているということと、担当からまた副担当制みたいな、いわゆるそれぞれの縦割の仕事ではなくて1人がいなくても幾人かでできるような体制を長年かけて作ってまいりました。さらには職員の意思の疎通を図るということで、要するに多能工化しながら、よくその職員を職員の意思疎通ができるというような体制をとってきているわけですけれども。これで従来のサービスが低下しないようにということでまずやってきたのが1つ。それが成果として結びついているのではないかということと、それから役場の中の仕事ですけれども仕事の内容分析をして町民の皆さんにご協力いただけるような、いわゆるワークシェアリングというか、短時間でも対応できたり、それから正規の職員が対応しなくてもいいようなことをまたはかなり専門的だけれども短時間でもってやれるようなこと。つまりそういうような仕事を分けて、町民のみなさんにいろんな労務形態で非正規社員として、担当いただいたというような結果でこういう数値が出たのではないかなと思っております。 私の方で見ていると、いわゆる縦割りの行政、ようするに仕事の進め方から各係、課の枠を超えての横断的な取り組みが段々できるようになってきたかなと。さらには職員の意識改革ができてきているということで、結果的に象徴かどうかわかりませんが選挙の開票事務でですね、箕輪町はお陰さまで事務の効率化が日本一になってきたということで、これはかなり職員の皆さんとしても誇るべきことだと思いますし、私自身大変いいことだと思っております。選挙の開票事務、1点突破の全面展開ということで、その開票事務を進めながら日常の仕事をどうやって組み立てていくかということを、それぞれの皆さんが少しずつ考えていただくようになっての意識改革ができてきているということで、それなりの成果が出てきているのではないかなと思っております。 今後はやはり少数精鋭の中で一番大切なのは、この地方自治体の行政の形態というものもかなり変わってくると思っておりますけれども、過去の延長線上ではとても解し切れない、行政組織。あまりにも過去のいわゆる縦型中央集権的な発想でやっていたら、この市町村の仕事というものは本当に必要かどうかというところまできてしまう可能性があるということでですね、今一番課題というか、大きなテーマとして取り上げているのはやはり企画力がある職員の養成ということで、少数精鋭の中でのやはり人材育成ということを最大限考えていかなくてはいけないということを1つの課題としてやっております。おかげさまで中央省庁への派遣、その他への派遣を含めて役場の中だけでなくて、実際外でいろんな方と接触をして自分たちの仕事のあり方、それから仕事を通じての生きがいの問題、そんなことも習得をしながらですね、いい方向に来ているのではないかと思っておりますが。これからの一番の課題はやはり少数精鋭の中での優秀な人材育成をどうしていくことが一番大きな課題でございます。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) いま人材育成についての話、あるいは職員の200人体制の今後の見通し等お話をいただいたのですが、少数精鋭の取り組みの中で、やはり積極的な人材育成を図って進めるというそういった文言が予算方針の中に掲載をされております。その手段としては、いま町長言われたように国や県あるいは関係自治体への派遣等により資質を高めていく、そういうことを実施をしているということなんですが。前回私がこの少数精鋭主義の中で人材育成についての質問をしたときに、町長答弁は職員全員を対象に人材育成のそういった対応をするわけにはいかない、核になる人に行ってきていただいてそれをその方が核となって職員全体のレベルを上げていく、こういうことでの人員、人材育成の対応とこういうふうに話をいただきました。そういう中で過去に、何人か国へ行ったり、県へ行ったり、関係する自治体に派遣をされた方が帰ってきているわけですが、その方たちを核とした人材育成の活動というのは、どんな形でされているのかお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 少数の、いわゆる一握りの人たちの人材育成でもって全体がよくなるというような話しではございませんで、やはり全体の底上げが必要になってまいります。したがっていまの人材育成体系というのは、当然ながらできるだけ少数の方を引っ張る人もちゃんとつくっていかなくてはいけないのですが、一般的に水準としてレベルアップを図っていかなくてはいけないということで予算も使っておりますけれども、いわゆるその職場の中での集合教育というか、一般教育ということで外部からの先生をお願いして一般的な底上げ教育ということをやっておりますし、職能的に係員なり、さらには専門職としてのものを外部の講習会で力をつけてやっていただこうと。そういうものを前提にしながら国、県さらには他の自治体のところへ行っての、いわゆる仕事の進め方というか企画能力、さらには仕事に対する取り組みの姿勢こういうようなものを中央省庁の中で、自分が体に付けてきたものをその職場の中で実践していただくと。仕事を通じて実践していただくということは、それを見ながら、みんなが総合啓発をしていくということで、その人が何かいろんな機能というか職権をもって下を指導していくというのではなくて、やはり見習うべく本来の見本みたいな形で職場の中で活きていただくと。そうすれば全体的に、「ああ、そういうことか」ということでわかってくるのではないかなという考え方で今は中央省庁の皆さん方を前提に、中央省庁より本当に帰ってきますと考え方が変わってきております。彼らは非常に遅くまで役場の職員、副町長なり総務課長も心配で、東京に出たときは一応フォローをするんですけれども、毎晩12時とかですね終電車までというような形でやっているんですが、大変生き生きとして、いわゆる国をどうしていこうかということでやっている皆さんと一緒にやっているので、仕事観が変わってきておりますですね。ほんとにやりがいがある仕事だということで、健康には十分留意しながら進めてほしいというようなことも言っているんですが。それぞれいい結果をもって帰ってきていただいていると。さらには、うれしいことにそれぞれ中央省庁の皆さんの方から大変箕輪町の職員の評価は高くて、もう来年から受け入れませんよなんてことを言われたことはございません。したがってそれぞれお互いに認識をしながら切磋琢磨をしていく、そしてまた見本として自分の仕事を通じてですね、見本として職員のみなさんに何らかのこの影響が出てくるというのがいまの人材育成の姿ではないかなというふうに思っておりますが。全体のやはりレベルアップは当然図っていかないとできないと思いますので、そんな考え方でやっております。 したがって行政の仕事というのはよくお話しているのですが、一般企業の仕事とはちょっと違って直接人間を相手にしている町民へのサービスの仕事なので、成果がかなり直接的に返ってまいります。したがって、ぜひそれぞれの皆さんは担当している仕事を通じて、自分を実現していく、ようするに自己実現を図るというようなことをできる非常にいい立場にいるのではないかなと。だから実態を見ながら町民の皆さんと一緒になって、そしてやはり自分の思想なり哲学なり、それから人間に対する思いやりなりというものを発揮しながら仕事を通じて自己実現ができるような体制を組んでいただこうということもねらいとしながら全体的なレベルアップを図って、少数精鋭で行政事務をやっていくと。そのあまったお金については教育なり、福祉なりそちらの方へ積極的に回していくという全体の構図がおかげさまで順調に回ってきているなという感じがいたします。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) この
少数精鋭体制の中でのやり方というか、対応としては目標管理制度だとか、あるいは人事評価制度の充実も図っていくということで経過をされているわけですが。考えてみるとこの目標管理だとか、人事評価制度、これについては前回副町長2人制のときに1人の方は一般行政、1人の方が行財政改革とそういう担当分けをしてやっていたわけですが、今回副町長1人ということで、2人分を1人が背負っているわけですが。大変に仕事量としては50%改善をしなくては1人でやるということになると大変なことだと思いますけれど。そういう中での目標管理とか人事評価制度これの充実を図るということですが、今の体制の中ではどんな形でやられているのかをお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 組織の中に新しい仕事を、新しい仕組みを入れるということはですね、かなりの時間と力が必要になってまいります。つまり何もないところに、目標管理制度とか、人事評価制度を入れるということは本当に至難の技で、これが非常に時間がかかるわけですね。目標管理というものはどういうものであるか、人事評価は何のためにやるか、それを一応いままではその立ち上げというのが非常に大変で、ようするに特命担当副町長にですね、担当していただきました。それで形がほとんどできてまいりましたので後はそれを転がしていくということで、そのセットアップをするときとは違った形のものがもうできてきているので、全くいなくなったから50%負荷が増えているということは言えないと思っております。システムとして組みあげてありますので、それを運用していくということで運用の中での苦労がありますけれども、セットアップするときのエネルギーとはちょっと違った形なっていると私は思っております。 いまちょうどやっておりますが平成24年度の目標管理制度ということで各課の課長さんと副町長、私と2人で各課の課長さんのことしの目標をヒアリングをしております。デスカッションをしております。ことし仕事をするにあたって何をどういうことを、どの水準まで上げていくか、どういうことをやるかということで、できれば定量的にできない場合にも定性的な目標を立てながら、これを評価の期間をですね3か月に1辺くらいとしながらデスカッションをし、総合評価でもってABCDをつけているということでございます。自己申告とこちらの方の評価ということで、ただこの評価がいまの段階では何らその例えば、やった人が報われるといった形での処遇に必ずしも結びついているかというのはちょっと定かではありませんが。給料には今のところ結び付けておりません。ただ、これからはいわゆる年2回の賞与等の中でですね、そういうものは加味していった方がいいのではないかと。理解が得られるというこが大前提ですけれども。管理職の方から一応いくらかでもそういうものを取り入れていったらどうかなというふうに私は思っております。さらに課長と係長の間では同じように、係長の目標管理をやっております。一般の皆さんにも目標を立てていただいて、係長を中心にことしは何をやろうかということでプランを立て、そして評価をしということでPDCAのサイクルができるだけ回るようにという対応をいま図っております。だからそれぞれの皆さんが程度の差はあれ、ことしの目標というものはいろんな形で自分の中に設定をしてあるというふうな仕組みになっておりますのでよろしくお願いしたいと思います。 それから人事評価はですね、一応評価制度を入れて大変苦労してやっているんですが、なかなかその人事評価ということに対して職員の理解が得られない面がございましてですね、あまり強引に入れてもうまくないので、人事評価というのは何か人を差別化するようなふうにとられがちなんですけれども。あくまでも人事評価というのは人材育成の1つの手段として評価をして、足りない部分がプラスになるようにして、そしてまたさらに上にあがっていくというような機能があるんですけれども。それを民間企業は給料に結びつけてやっているのですが、なかなかやはり役場の中ではそういうものがそぐわないところがありますのであまり無理をしないようにやっていますけれども、まあそろそろ長い間セットアップに時間がかかっておりますので、評価に結びつけてもいいかなということで、これから総務課長なりの大きな課題の1つになっております。以上です。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) いままでは町長に少数精鋭等の200人体制の取り組みだとか対応、そういったことをお聞きをしてきたのですが、今度は具体的にそういうことを踏まえてこういうことはどうなっているんだということをお聞きをしたいのですが。 まず1点目は、平成25年度の新規採用の件でございますが、これも新聞情報で知った情報ですけれど一般職の募集が今回5名ということで、数字が載っています。過去何年間は若干名という形での対応で募集があったわけですが。今回は5人という以前に比べれば非常に大勢の方の募集ということになるわけですが。平成20年度から23年度までの退職あるいはそれに対する採用という数字を私はつかんでいますが、ただそれが一般職ということになると中身がわかりませんのでお聞きをしたいんですが。この一般職の5人募集する背景はどんな背景で、例年の若干名から5名になったのかお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 ことしの5人の採用の前提はですね、人数の算出は特に公式があってやるわけではございませんで、できれば将来にわたっていわゆる戦力が平準化するようなことを考えております。というのは、ここのところ今年は別として来年、再来年あたりはかなり退職者が多く出てまいります。そのときにどっさり入れるのではなくて、ならしてですね200人体制をということで一応5人くらいでどうかなというふうにとっております。この5人の人員につきましては、頭数ではございませんで、我々が期待している能力の人が集まらなければ、私は無理をして採用することはないと思っております。頭数をそろえるというのではなくて、本当にしっかりとした資質を持った方をやはり集めていくのが、我々の責任なので、一応若干名でもよかったんですけども、若干名というとなかなかいい人が集まらないのではないかというところもありまして、ことしは具体的に5名という数字を出してありますが。採用の段階で我々が期待している水準の皆さんが集まらない場合には、当然ならがそれを減らすこともあると思いますし、大変いい人が集まってきたなというときには1人や2人はプラスしても長い目で見た平均的な年齢構成のですねバランスから見てよければそれでいいのではないかなと。今までどちらかというと3人ないし4人くらいをとってまいりましたが、大量に退職をしながらの補充でしたけれども、今後も約2、3年くらいはかなりの退職が見込まれますのでそれにあわせて、一気に10人とか20人という採用は不可能ですし、またやるべきではないと思っておりますので、3年から5年を見ながら200人体制を前提に、この200人態勢というのも羊かんを切ったように220ではいけないとか何かではなくて、200人から210人とか、195人とかくらいだったら200人体制ということが言えると思うのでそこら辺くらいのクリアランス、弾力性を持たせながらこれからその200人体制を構築していくと。ことしは特に5人ということなんですけれども、そんなに多くはないと思いますが。いつもの年よりも1人か2人くらい多いかなと。ただ今こういう状況の中で本当に我々がねらった資質の人が集まるかどうかはちょっと疑問ですけども。かなり町としては、例えば上級職であるとかですね、いうような期待を込めた採用をやっているんですけれども、なかなか本当に期待をした資質の人が十二分に集まるかというと、そうではございません。したがって頭数を狙うんのではなくて、我々は資質のある人を5人がいれば5人はぜひ採りたいし、もしその資質がそこに届いていない場合には5人にはこだわりません。それがやはり我々がこれからサービスを続けていく1つのスタンスではないかなと思っております。 そからもう1つやはり考えていかなくてはいけないのは、もしかしたらいわゆる新卒だけではなくてですね、途中中途のですね経験者みたいなものもうまく入れていくということも、これから考えていかなくてはいけないかなと。一定の水準に来ておりますので、そんなに高齢のものは別として、ある程度経験を得た皆さんも我々のその事務の中に加わっていただくということでの中途採用も視野に入れていかなくてはいけない時期に来ているかなという感じはいたします。ただ今年ちょっとこの新規採用の状況を見ながら本当に我々が期待をしている水準の人が集まればいいんですけども、集まらない場合にはまたいろんな手段を考えていかなくてはいけないとそんなふうに思っています。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) いまの5名というのが、ようするにこれから先の前倒しということで町長説明あったので理解をしたんですが。後戻りして足りないので採用を増やしたということになるとこれは問題だと思うんですけれども。これから先々のことを考えたときに一度に先にいってというよりも、ならしてということで説明がありましたので理解をするところであります。そういうことの中で200人体制を進めていくと当然職員に対する負荷だとか、あるいは資質の問題も重要な問題としてとりざたされるのではないかとそんな思いでおりますので、ぜひこういった人材育成の中で資質の向上、あるいは管理体制の中で業務の負荷の平準化、こういうこともきちっと進めていただきたい。 ちょっと危惧することの資料がありましたので、それを紹介しながら今後の中でこういうことが本当にあるとするならば、そのことに対する手を打っていただきたい。その資料というのは、今朝も新聞に大きく出たのですが例の、昨日も話題になった農業新聞のことでありますけれど。このてんまつ書の原因、この資料がこうやって公の文書で来ているわけですが、この事務の未了の原因というところに「担当者の業務量が一時的に増加し」という文書が入っています。これは単なるメモ紙ではありませんので、こうやって公の文書で来ていますから当然発行元は農業委員会の事務局ということになっているんですが、同じ屋根の下で働いている職員の皆さんがこういった一時的でも業務の負荷が増加したと、その度にああいった不祥事が出るということについてはこれは今後十分に考えて対応していかなくてはいけない。特に私は、管理監督者がきちっと部下の面倒を見て、日ごろの中で異常があれば気がつく、そういうことの対応も管理者には必要であると思いますし、当然この問題を起こしたのは本人でありますけれど、本人は毎日2年何か月かということになっていますが、心の許せる日がなかったのではないかとそんな2年何か月かを思うときに非常に気の毒に思うわけですが。この2年数か月の中には上司が係わった人も何人かおると思うのですが、その方たちが見抜けなかった。チェックができなかったことに対しては私は大いに反省をし、今後の中で生かしていっていただきたいとそんなことを要望して、次の質問に移ります。 以降、時間があまりありませんので、いろいろまわりくどいことは申し上げません。こういうことはどうだと、そういう端的な質問をいたしますので端的な答弁をお願いいたします。 まず住宅リフォーム補助金についてでありますが、これについても平成23年度の新しい事業として当初500万円の予算を計上し、その後何回か確か補正を組んできたと思います。経済効果も非常にあったと、産業振興策としては的確な処置であったとそういう評価もあったわけですが。反面、本当にこの事業を取り入れたときに末端の業者がこのことを素直に受け入れて評価をしているか。このことについて私はいろいろのご意見を聞く中で首をかしげざるを得ないところがあるわけですが。その首をかしげるというのは何かというと、要するに30万円を超える事業に10万円の補助金を出すと、こういうことでの取り決めがあって事業を進めるわけですが。親元が箕輪町の町内の業者が受けていっても孫の仕事が町内に出てこない。特に大勢その業種を進めている業者がたくさんいるというわけではなくて、そんなにいないのにそこに仕事が下りてこないとそういうような疑問を投げかける方もおります。そういった面では、この親請け、孫請けの関係については、どの程度町としてはチェックなり対応しているのかお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 このリフォームについての親請け、孫請けは直接受ける人を対象にやっておるわけでして、孫請け、下請けまではチェックはしておりません。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) たぶん孫までチェックすることになると大変なことだと思いますけれど、町内の業者の中にそういうご意見を持っている方もおるということを心の隅にとめていただいて、今後この住宅リフォームの補助金の事業を進めていって欲しいとそんな要望をしております。 続きまして、住んでみたいまちづくりの推進についての質問をしたいと思いますが。平成15年平成の大合併のときに、箕輪町は自立をしたわけですが、そのときの町長のまちづくりの基本姿勢中に3万人規模のまちづくりというのが当時はありました。現在はいろいろその3万人ということを聞きますと2万5千人とか2万6千人とか段々数値が下がってきているわけですが。これは今の社会情勢を考えていくと非常に難しいことでちっとやそっとの対応では3万人規模というのは難しいんのではないかと思うんですが。当時3万人のまちづくりという基本理念を持ってまちづくりを進めていたと思うんですが、そういった中ではいま少しでも多くの方に箕輪町に住んでいただく、住み続けてもらいたいとそういう意味でいろいろ子育ての関係、あるいは先ほどの
元気はつらつの関係、今回のセーフコミニュティの関係、いろいろと町のようするに売りになるようなことを施策を打ち出してこの3万人規模のまちづくりに近づけたいとそういう意図はわかるんですが、本当にその対策対応が本気でやられているかということについては私は多少疑問を感じるところであります。ちなみに、日本の人口は昨年の10月25万人ほど減ったという情報もありますし、箕輪町でも90何人前年に比べて減ったと。ただお隣の南箕輪は増えたと。ですからこういう社会情勢の中で増えたところもあるのでそういうところの参考にしていただいて、何がそういう結果に結びついているかを精査しながらまちづくりを進めていって欲しいと思うんですが。町長ご存知だと、ご存知かどうかわかりませんが、多分過日県知事と話をする機会が伊那市であったのでご存知だと思うんですが。今度県は、この人口の定住者に対する対応をするということで、「信州移住促進、県が本腰」というこういう記事が新聞に出ていました。信州を移住王国へというようなことでいろいろ施策をとっていくと。そういうことが阿部知事の方から発信されているわけですが。この発進の背景には、今まで住んでみたい県ということでアンケートをとると、福島県が常に一番だったそうです。ところが今回の地震との関係がありまして昨年のアンケートでは長野県が1位になったとそういう情報の中で、阿部知事がこのことに対して本腰を入れていくと。そういうことで既に東京の有楽町に相談窓口を開設したとか、あるいは名古屋や大阪にも窓口を開設するとそういった形で長野県に住んでいただく方を積極的に本気になって進める、こういう記事が出ています。こういうこともうちの町長もこういうことの対応には大変長けている方であると私は信じておりますので、ぜひこの県の方策を町としてどういうふうに取り入れて3万人規模のまちづくりに寄与していけれるかと、そんなことも考えていって欲しい。県のこの対応を導入をして欲しいということを要望しておきます。 続きまして時間もありませんので消防の関係なんですが。消防の関係つきましては団員がどうのこうのとか、いろいろ今難しい問題がありますが、たぶん昨年だと思うのですが、町長がようするに消防団員の安全・安心対策というようなことで緊急出動時身を守るとそういった服装というか、着るものの充実をしていきたいというような話があったんですが、その後国の予算を使って発電機だとかいろいろなものを導入をされたという実績はありますが、ことしの冬だったと思うのですが松島で起きた火災のときに、冬場の大変寒い朝だったのですが非常に寒さに困ったと。消防団員が何かそういった防寒具が欲しいというようなことを常々私は行き会う度に言われるのですが。この辺についての町の考え方をお聞きをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 消防団の安全対策整備費の補助金というのが、今回の東日本の大震災を前提に消防団員が何人かお亡くなりになったということで、消防団員の安全を何としても確立しなくてはいけないということから特に資機材の面で、夜間活動なりそれからどちらかという津波対策みたいな形での救命ボートであるとかですね、それから明りをちゃんととりいれるようなヘッドライトであるとか、トランシーバーであるとか、そういうものについての補助はかなり今回は額的にもそれなりにやっていただいているのではないかと、それにのれるものはのりました。今おっしゃっているような作業服とか、雨合羽、さらには防寒服というのはその補助の対処にはなりませんが、ここで活動服というか、いわゆる通常の作業する、消火活動等するときの活動服を全面的に交換をして、夜間でも反射材、こう見えるような形の服をいま検討しております。おそらくこれは北部の3町村である程度そろったような形のものができてくると思いますが、箕輪は箕輪とちゃんとわかるような形でのものをつくろうと。それから雨の日はやはり雨合羽をですね、いまはあまりにもそれぞれの団の中に数が少ないものですから、それぞれ時間をかけますけれども雨合羽を一応手当をしなくてはいけないということと同時に、いまお話があった防寒服も幹部の団員のところにしか渡っていないんですね。したがってこれも合わせて整備をしていこうということで検討しておりますが、消防の予算がかなり膨らんでいくものですからなかなか出しにくいんですけれども、ご理解をいただきながら消防団の方への万が一のときにはああやった活動をしていただくといことをご理解いただきながら、予算はちょっと増額すると思いますけれどもこれから検討しながら防寒服まで含めて対応を私は考えていくべきだと思っておりますし、ぜひやってみたいと思います。
○藤田議長 平出議員
◆10番(平出議員) 国の予算がつかなくても今回セーフコミニュティということで認証受けたのですが、消防団あるいは交通安全協会、こういう人たちの力を借りずしてセーフコミニュティは成り立っていかないと思いますので、ぜひ町の予算を使っても消防団のそういった要望に対しては応えていって欲しいとそんなふうに思います。 続きまして、セーフコミニュティの推進についてでありますが、これについては昨日来いろいろ方から、多くの方から質問をされておりますので割愛をしたいと思いますが。ただセーフコミニュティの問題にはソフト面とハード面があってソフト面はお金がかからないと思いますが、ハード要するに道路だとか、水路、そういった安全対策をするにはお金が結構かかると思うのでそういうことも地域の行政とも勘案しながらぜひソフト面だけではなくて、ハード面での充実も進めて欲しいことを要望しております。 最後になりますが、おごち保育園の統合の建設についてありますが。このことについては昨日の武村議員が質問され答弁がされ、きょうも新聞に出ておりますので、あえて質問はいたしませんが。私は正直言って今回こんなに早く町長が次の段階の保育園の対応方を取り上げてきてくれるとは思っていませんでした。最終的には保育園の審議会の方向に従ってやるということですから、やっていただけると思っていたのですが、こんなに早い時期にこういった問題が取り上げてこられとは思っていませんでした。そういう点では私は高く町長の行政に対する評価をするわけですが。ただ今後の進め方の中で昨日の武村議員が質問したから答えた、そういうことではなくてやはり議会と行政は車の両輪でありますので情報を密にしながら、同じ土俵の上で議論をして、最終的には議会が議決、理事者が執行。そういう流れをきちっとつくって、地元の住民がほんとに願っている早期の保育園実現を、この場を借りてほんとに強く要望し、申し上げて私の質問を終わります。ありがとうございました。
○藤田議長 これで10番
平出政敏議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。11番 松本五郎議員
◆11番(松本議員) 通告に従いまして質問をいたします。 最初に消防の広域化について質問します。上伊那には現在伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村で構成されている伊那消防組合と、駒ケ根市、飯島町、宮田村、中川村でつくる伊南行政組合の2つの消防本部が設置されています。その2つの消防本部を一本化して、広域化を図るための検討が進められています。昨年の秋全員協議会で示された上伊那消防広域化研究会の資料が提出されました。それを見ますと、はじめに上伊那消防広域化研究開始前の背景と経緯が書かれています。消防は、火災、地震などの災害から住民の生命、財産を守り私たちの暮らす地域の安心・安全のために大切な役割を果たしています。しかし近年大きな地震、事故やテロリズムの不安が高まり消防がより大きく強力な体制で活動するニーズが高まっています。そのため国では、消防組織の中に市町村の消防広域化の条文を加え、消防の広域化を推進するための理念、定義、手続及び国の援助について明文化をしていますと書かれています。それに続いて消防財政の状況、職員の処遇関係、各種災害の対応、指令状況、通信デジタル化、消防防災ヘリ及びドクターヘリの状況、火災予防行政の状況、消防団等の課題などが報告されています。そこで町長にお尋ねします。消防の広域化とデジタル化によって、現在の消防体制とどう違ってくるのか、私たち住民にはわからないところがたくさんあります。ご説明をお願いいたします。
○藤田議長 答弁を求めます。町長
◎平澤町長 現在上伊那地域で議論されております上伊那地域の消防広域化ということにつきましては、そのまだ前段階がございまして実は国、県の方ではもう少し広範囲の広域化ということを視野に入れて検討を進めてきたわけでございます。つまり、長野県を2分化しまして中南信と、それから東北信を1つ1つの本部にしてそして広域化を図って消防機能の強化を図ろうということでございます。背景的にはですね、どちらかというと大規模災害というものを視野に入れて大規模災害の場合にどう対応するかということでございましたが、なかなかその協議の中でやはり我々に一番この地域の住民の安全・安心ということから見ると本当にそれだけの広域化をしてですね、対応できるかどうか。なかなか自信がもてないということで、結果的には長野県を2つの消防本部に編成し直すということについては北信の方が先に拒否反応を起こしましたが、南信も一応それはやめようということで、ただその際に長年やってまいりました上伊那地域の消防の広域化ということで、こういうふうな形で分かれているところがあまりないものですから、この際いろいろ消防の広域化というものについてもう一度検討してメリット・デメリットを十分に検討しながら、一応2つ伊那消防組合と伊南行政組合のですね2つの消防本部の統合ということを検討しないかということで、先ほどお話しました、すでに議会全員協議会等でもご説明していると思いますけれども、上伊那の消防広域化研究会等に立ち上げてそこで1つ1つのメリット・デメリットを大きく見てどういうものがあるかなということが考えられています。 その広域化の中で、私の方で一応考えている1つの基準は、広域化してもまずその常備消防の機能を低下させないと。つまりいまある箕輪町の箕輪消防署の機能というのは、当然ながら機能の低下というよりも強化を図れるようなことではないとダメですと。それからさらにはこの常備消防の効率化が図られるということ。そして最後にその強化ができると。機能を低下させないということを大前提に、いろんな要件に合うかどうかを検討をこれからしていくわけですけれども。概ね方向的にはこの常備消防についての機能が低下されないということが確認ができてきております。したがって合併のときと同じですが、上伊那地域の消防広域化協議会ということで法定協議会ではございませんが、任意の協議会を立ち上げて来週あたりからスタートをすることになっております。その問題は個別にですね、いろいろ細かな処遇の問題からいろんな細かな問題も含めて協議をすることになっております。前向きに私はこれをとらえていくべきだなと思っております。 それで広域化ができるとどこが違うかというと、いまそれぞれの消防署に置いてある通信機能が統一化されます。したがって今度は上伊那の消防本部ということになりますと、どこかへ本部を置いてそこに通信司令塔ができます。これはいま非常に私がこの間見せてもらってすばらしいなと思うのは、やはり松本安曇地域の司令塔だったですけれども、大変素晴らしい機能があそこまでは予測をしていなかったんですけれども、電話通報とそれから携帯電話への通報で瞬時に位置が確定されておりまして、その近くにいる救急車、または消防自動車が出動できる体制がすぐ組めるということで塩尻、松本、安曇あの地域一帯、生坂村なんかも含めてですね、あの広域の中でああいうことができるので、しかも今の技術というのは大変すばらしいので通信の統一化というのはかなり進むのではないかと。今はそれぞれの署に2、3人ずつ通信隊員がおりますが、これは一切なくなります。 消防団との関係ですけど、消防団は全然今回の統合でもって機能、それから組織は変わりません。箕輪消防団は箕輪町消防団として450人体制であって、そしてその消防団への出動要請はですね通信指令センターから直接行けるようなシステムになっております。 さらには今度そのメリットとしては箕輪町私は変わらないと思いますけれども、例えば近隣の辰野町であるとか、南箕輪村の方は火災等、救急車もそうですけれども箕輪町に近いところでそういうものが発生した場合には箕輪の消防署から出動しますので、かなり時間的には短縮されるのではないかなと。箕輪町は箕輪町の中でやっておりますので、それができると。今までは一応広域化ということなんですけれども、みんなが独立しておりましたので一応その委託契約みたいなものを結んで、自分のところが足りないときにはちょっとよこしてくれということで、少し消極的な対応だったんですけれども今度は通信指令が1本になりますと即対応ができるということで、ここはスピードアップされ、効率化できると。さらには機能ですけれども、消防本部の常備消防の機能が今度はいま箕輪町の中には当然ながらそのはしご車とかですね、科学車とか、高度な消防自動車を置いてございませんが特にいままで必要がなかったということも言えますけれども。今度は上伊那全体で1本になりますので、その高度の消防機器も皆でセットをして、必要があればそれが使えるというような常備消防の機能の向上につながるということが言えると思います。それから通信機能でどのくらい合理化ができるかわかりませんが、基本的にはそれぞれの消防署の中でいわゆる交代勤務をしながら常備消防としての救急車だとかポンプ車の出動を担当している人以外の仕事ですけれども、これがどのくらいあるかわかりませんが、統合すればダブっている業務がなくなってくるということから恐らく人員的な効率化も図られるのではないかなということが期待されますが、これはこれからの検討でございます。したがっていま考えられている範囲で何かその消防体制が全く違ってしまってですね、そして合併のときと同じように、統一化されてしまうと箕輪町の消防体制というのは何か隅の方に置かれてしまって中心だけがよくなるというそういうような内容の統合ではございませんので、それぞれの常備消防の機能が強化充実されるということが大前提ですし、またそうなるということですので前向きに進めていったらどうかなと。ちょっと我々も想像ができなかったのですが、通信指令のセンター化というのはそんなにうまくいくもんかなと思って行ったのですが、一度松本の指令センターを拝見したところ大変素晴らしく機能していきますので、特にこの上伊那くらいでは問題ないのではないかなと思っております。ただ電波の届くとかですねそういうような技術的な問題はこれからあると思いますけども、司令塔を1本にしての対応というのは特に問題がないということで上伊那の消防広域化協議会という、いわゆるオフィシャルなまた別に法制化したものではございませんが一応オフィシャルな協議会を立ち上げ、そして前向きに検討しようということになっておりますので議会の皆さんもぜひご理解いただきたいなとそんなふうに思っております。以上です。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 通信統一化とか、電波が届くということで心配をしなくていいというご説明なんですが。先ほどの中にも、文面に入れていただいたのですが、デジタル化というのは絡んでくるわけですね。その中で、アナログとデジタル化の違いというのは私はあまり理解されていない部分がありますので、ちょっと説明をお願いしたいと思うんですが。私ここにちょっと資料を持っているんですが、アナログ無線の機能ですね、これは単純ということだそうです。音声だけということでね。それでデジタル化の無線の機能は、いわゆる多機能ということで音声、画像、情報というような形で放送されています。あるいは山やこちらには高い建物があまりないものですから山が主になるんですが、谷間に入った部落が電波の反射で混乱するデジタル信号ができなくなるというのを、マルチパスという表現で表していると思うんですが。それがどういうような状況なのか。先ほど電波が届く、届かないという町長のお話ですが、私、ちょっとこれだけですとわからなかったものですからあるところで聞いてみたんですね。アナログをたとえると、いわゆる楽器に例えるとバイオリンだそうです。いろんな音が出るということなんですね。それとデジタルを楽器に例えると、ピアノだそうです。鍵盤と鍵盤の間の音がピアノは出ないですね。ということですので何か災害があって、谷間で現場にたどりついた消防あるいは救急車が連絡を取るのにアナログの場合は雑音が入ってもいくらか聞き取れるというような形になるそうです。ですが、デジタルはピタッと止まってしまう、全然聞こえなくなってしまうというような現象が出るそうです。その辺についてお聞きをしたいと思います。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 私も専門家ではないものですから、どのくらい解明ができるかわかりませんが。私が理解したのは、アナログ信号とそれからデジタル信号の差は、今お話ありましたようにデジタル信号というのはコンピュータも同じなんですが、1010といくものですから情報量がかなり豊富な情報を送れると。アナログというのは、バイオリンというのはちょっとピンときませんが、ある程度のものはできますけれども、確かに音域はすべてまかなえるようなものができますが情報量が非常にその範囲だけで限定されて狭くなってしまうと。それと同時に、電波の使用範囲が広くなっていくものですから今みたいにいろんな通信回線が増えてまいりますとアナログだけではもう対応できなくて、やはりデジタルに変えていかないと電波が使えないというふうになってきていると思っております。したがってテレビも、今までアナログからデジタルに変わってきているということで、デジタルの欠陥というのがもしあるとすれば、確かに直進制でいきますから電波のとどかないところが出る可能性があります。それはアナログもあるんですけれどもね。恐らくデジタルの方がそういうエリアが多くなるのではないかなということが予測されます。それで情報量が多くなるものですから、例えばさっき言った通信センターは地図も全部瞬時に出てまいります。ただアナログの場合にはなかなかそこがもう難しくなってですね、地図まではとても無理だし、もしかしたら写真まで、その映像まで送ることも技術的に可能なってまいります。したがってかなり通信が高度になる、ようするに情報量が上がるということがデジタルの特徴で、アナログはとてもそこまでできないということで、送るその能力がアナログ信号というのはないわけです。一定のものに限られて、音声くらいだったら問題ないと思いますけれども、画像まで入るとなかなか難しいなと、良質な画像を送信するにはですね。それが今の日本のテレビの変換だと思いますし、この消防も一応28年の5月31日まででアナログ信号による消防無線というのは切り替えようということで全部合意ができておりまして、どこの消防組合もこの28年の5月31日までにはアナログ信号からデジタル信号に変えなくてはいけないということでいろんな対応をいま図っております。アナログとそのデジタルの違いというのは私もよくわかりませんが、ただ言えるのは情報量が抜群にもうアナログとデジタルでは違うということでですねご了解をいただきたいなと思っておりますが。もし必要であればもう少し勉強させていただきますけれども。そんなところで今の松本の通信指令センターも地図がほんとに瞬時にでてまいります。いまここにいるので、火災の家はここだということがほぼ確定される、しかも携帯電話をもった人はここにいたと、それが全部消防車なり救急車の方へ直送されますので、位置確認は即できるということです。ただしその設備が物凄く高いですね、やはり。したがって広域化のメリットというのは箕輪町だけではちょっとそんなものを手当てができないんですね。音声だけで箕輪町だったらみんなわかっているからいいと言うかもしれませんが。非常に高額なもので、それぞれの消防署が、消防本部が直接投資すると莫大なお金になってしまうので統一的にやった方がいいのではないかと。それも1つのデジタル化に伴う消防本部の一体化とメリットに数えられているということでございます。一度もし機会がありました、どこか見学をすると凄いと思います、デジタル信号の通信センターというのは。以上です。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 消防の広域化で初期消火に遅れが来ないか質問をいたします。上伊那地域の消防の現状と課題にもかかれていますが、各消防署の管轄区域見直しにより直近消防署から出勤となり、現場到着時間が短縮されますと書いていますが、現在も直近の消防署から出勤できないか。逆に、救急体制と消防の初期消火に遅れは来ないか。報告書の救急体制の現場到着所要時間割合を見ますと5分から10分未満が全体では一番多く、箕輪、辰野においても3分から5分未満が2番目に多いのに対して、伊那消防署、高遠消防署、北消防署、南消防署では10分から20分未満が2番目になっているのが気になります。これが広域化になると、もっと現場到着所要時間がかかるのではないか気になるところです。町長はその点どのようにいうお考えでしょうか、お聞かせください。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 それも広域化を是非を判断する1つの要因であったわけです。つまり、常備消防が機能が低下してしまうと町民の皆さんは困るわけですけれども。ちょっと伊南はわかりませんが、ロケーション的に、この位置の関係で、箕輪の署というのはほとんど初期の消火なり救急車の配置については全く今とは変わりないのではないかと思います。というのは、ここに消防署がありまして、ここの消防署にポンプとそれから救急車が置いてありますから位置の確定ということで通信センターの方からの機能で、位置の確定がパッとできますから、逆にそれに向かって救急車なり消防自動車が出動するということになると短縮される可能性があります。ただし箕輪町は、例えば辰野町の羽場、インターの近くで火災が起きた場合に今の状態ですと辰野町は辰野署から、役場のある所から羽場までとんでくるわけですよね。それでただし羽場までということになると箕輪の消防署からとんだらものすごく近いわけですよ。それからさらには南箕輪になりますと、南箕輪の消防自動車というのは伊那の本部にありますから、久保あたりの箕輪境のところは箕輪からの方が抜群に時間が早くなる、救急車もそうだと思いますけれども。それで恐らく箕輪は変わりないと思うんですけれども、周辺のですね、箕輪はコンパクトにかたまっておりますから、どこか周辺、外から来てもらった方が早いというようなことはあり得ないのではないかなと。もしかしたら例えば救急車などは、辰野の救急車がそれぞれ救急病院に送ってたまたま北小河内近くにいたと。そうするとそこへパンと指示がいくから即その北小河内に行けると。これは消防車署から直接出るよりもあそこの新町あたりに車が飛んでくればそれが早くなるということで初期稼働については救急車も、消防自動車も私はほとんど変わりないと思っておりますし、またよくなるのではないかと思っております。ただ伊那みたいにセンターが真ん中にあってですね、物凄く広大なところだとやはりあんまり変わりないのではないか、ただしこちらから例えば、もしかしたらもう伊那市の福島などは箕輪の消防署からの方が近くなるかもしれないと。そういうお互いのメリットはありますけれども、あまりそこで損得を考えてしまうとうまくないので、箕輪は変わらないけれどももしかしたらたまたまいろんな消防車なり、それから救急車の現在位置によって遅くなることは決してあり得ないけれども、早くなると。 ただもう1つ、もしかして考えられる可能性というのはどこかへ出動要請があってですね、出てここにいないと、箕輪の消防署にいなかったときにどうなるかとこれはレアケースだと思いますけれどもその危惧はありますが。一般的に考えて常備の消防、つまり消火活動と
救急活動については箕輪町はほとんど影響がない。しかもよくなるというふうに私は理解しております。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) そういうご説明で、私は本当に箕輪町は多分その説明で納得する部分が非常にあると思うのですが、先ほど言ったように伊那消防署と高遠消防署ですね、あと中川とかあちらの方になってしまうとね、先ほど言ったようにちょっと時間がかかるのが2番目になってきてしまっているということです。そういうのはどういうふうに解釈するのかちょっとお聞きをしたいと思います。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 松本消防署管轄のあれを見てもそうですけれども、いわゆる救急車とそれから消防車をどこへ配置しておくかということですね。常備的に置くところをどこに置くか。それでいまは、高遠が美篶の方とそれから長谷くらいまでカバーしているわけですけれども、その伊南の方の状況よくわかりませんが、伊南の方がもう少し進んでいたんですね。伊南はそれぞれ飯島消防署というのがありません。中川消防署というのもなくて、確か南署とか北署みたいな形でもうすでに統合できているんですね。そこからの距離はおそらく変わりないと思いますので、統合したからといっていわゆるそれぞれ地域の消防力が落ちるということは私はちょっと考えられないと思っています。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 消防が広域化されて上伊那が一本化されると職員の配置はどのように充実されるか質問いたします。 過去の実例を見ますと、農協の合併があります。農協の合併を見ましても、今までと変わらない恩恵が受けられると言われて合併をしてきました。現状を見れば、人はドンドン減り、担当の職員は顔の知らない人たちばかりで窓口で対応していただいてもなかなか物事がうまくいかないことが多いようです。また箕輪町に支所は残りましたが沢、大出などの5つの支所は閉鎖になり、生活店舗もなくなり、交通手段のない方は困っているのが現状です。また市町村合併でいえば、高遠、長谷は伊那市と合併して、高遠では合併前の役場職員は76人いたのが現在では57%の44人、長谷では50人いたのが約64%の32人に減少しています。また、議員数を見ても合併前は高遠では15人いた町会議員が現在では2人、長谷では12人いた村会議員が1人になってしまい相談ごとがあっても、以前のように気軽にできない状況が出ています。そのような中で市町村合併では、箕輪町は合併をせず自立を選んだのではないでしょうか。このような結果がある中で消防が広域化になり最初のうちは人員や支所の削減はないと思いますが、5年過ぎ、10年過ぎになると農協のような状況になることが心配されます。消防の関係はすべてが緊急を要するもので、生命に関係するものばかりです。消防関係が現在の体制よりマイナスになることは許されません。報告書の中の広域化メリットだけ見ていると、とても心配になります。町長のお考えをお聞かせください。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 今ご指摘いただいたJAの合併とか、市町村合併とはかなり違っていると思いますけども。いわゆる人が減る、JAさんなどもそうですし、市町村合併も当然ながら統合したことによる機能の統合化ということで人が減っていくわけですけれども。この消防の統合につきましても、先ほどご説明しましたように最前線の常備消防として果たすべき機能をおっている人たち、つまり交代勤務をして夜中も全部やりながら通信指令以外の消火業務と救急業務に携わる人、これは減らないことが原則です。したがってあともし減るとすれば先ほど言ったような通信業務の要員と、それからスタッフ業務の要員がどのくらい効率化されるかということで、今までみたいなその支所を統合したりとかいうことはありません。大前提として今ある伊那消防組合の中では辰野署と箕輪署とそれから伊那署はこれは当然存続していきますし、伊南の方の2つの体制も存続すると。これを統廃合するということについては恐らくできないと思います。これからの協議会の中でそこをはっきりと位置付けをして1つ1つつぶしていかなくてはいけないと思っております。市町村合併とはですね、全くちょっと違うんのではないかと思っております。確かに市町村合併は長谷、高遠は周辺部になってしまいましたからそういう形になっているんですけれども。今度の消防の統合というものに対しては周辺部というのはありませんから、全部一律にサービスをやっていかなくてはいけないし、今までの継続がどこかで切れてしまうと大変問題がありますので、その点の心配がないように、これからの協議会の中でしっかりと確定していくということだと思っております。 これから人事異動はどうなっていくかわかりませんが、基本的には統一されましたから全部一緒なんですよ、農家と同じ感覚だと思います。したがっていろんなかたちで箕輪署から高遠とか、それから伊南の方へもですね行く人があるかもしれません。組織の異動は当然ながらやるというのは大前提と思いますが、顔が見えない、つまり地域知識がない人たちだけ集まって本当にできるのかいなという問題がありますから、そこら辺の人事配置についてはこれからの協議会の中でどういうふうに規定をしていくか、ということをやはり考えていかなくてはいけないと思っております。確かに、中川から来てですね箕輪署で、箕輪の事情がわからないときにね、地図を見てもわからないという話だとちょっと問題があります。さりとて箕輪は箕輪しかいかないかというとまたそれも問題があるので、どこかでやはり人事交流はしながらやはり今の機能をきちんと達成できるということにしてかなくてはいけないかなあとそんなふうに思っております。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 私も今話を聞いていて、そう思います。箕輪町消防署はほとんど地元の方がきていまして、事故が起きた場合は「あそこのおじさんが倒れた、あそこは隣に誰がいて、誰がいる」と、そういうようなことが把握できるわけですけれど、今町長言ったように遠くの方がこちらにきた場合にはそれがなかなかうまくいかないで、助かる命が助からなくなってしまうというようなことにならないようにお願いをしまして、次の質問に移ります。 それでは次の質問、福祉事業について質問をいたします。平成13年10月1日から施行されている箕輪町生活支援ハウスに関する条例があります。第1条「この条例は高齢者に対して介護支援機能、居住機能及び交流機能を総合的に提供することにより高齢者が安心して健康で明るい生活を送れるよう支援する施設」、第2条「生活支援ハウスは社会法人 サンビジョンが上古田に設置したグレイスフル箕輪において設置する」、第3条「生活支援ハウスの利用対象は箕輪町に住所を有する概ね65歳以上のひとり暮らしまたは夫婦のみ世帯であって、独立して生活することに不安があるもの及び家族等による援助を受けることが困難なものとする」と書かれています。そこで、町長にお尋ねいたします。箕輪町生活支援ハウスの現在の状況をお聞かせください。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 箕輪町では独立した施設を建てるというのではなくて、総合的に食事もできる、それからいろんな形で運動もできるというようなことから、既存の外部機関、福祉法人 サンビジョンのグレイスフル箕輪に10室のお部屋を借りております。したがって 10人は収容可能になっておるわけですけれども、現在のところ5室5人が利用して、あと5室は空いているのが現状でございます。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 10室あるのに5室空いているということなんですが、なぜ空いているのか、おわかりになりますか。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 端的にいいますと、利用希望者がいないということですね。一応その入所希望者は条例にいま定めた、いま説明があったような対象者で、支援ハウスに空きがあればいつでも利用可能という、いまの段階ではいつでも利用可能でございます。その入居条件がそろっていればですけれども。したがって、箕輪町の中は一応10室は用意してありますが今の段階ではご希望があるのは5人だけというふうにご理解いただければいいと思います。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 私の知っている所でこういうお話がありました。何人か行ってみました、あるいは何人かを紹介していきました。でも非常に条件が難しくてなかなか入れない。あるいはこれからまた後で条例を読むんですが、条例に伴っているのに断られてしまうということなんです。その辺はどうでしょうか。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 私の方で確認させていただいているのは、そういう事例はないというふうに確認していますけども。適用対象ですから、恐らくこの条例の中でやっている対象者、すぐわかる項目は良いと思いますが。まず高齢者であって、ひとり暮らしであるとか夫婦のみの世帯で独立して生活することが不安がある方、これはやはり幅があるかもしれませんね。見方によって、夫婦のみの世帯で独立して生活することが不安がある方であるとか、家族援助を受けることが困難な方、これは私は家族から援助を受けられないというんだけれども、今問題になっている生活保護も同じですけども、その判断基準がどう動くかで通常は我々の方は今要件さえ整っていれば必ず入れるというふうになっておりまして、今年度になって2件の利用相談があったようでございますがいずれも相談の途中で民間のアパートの方がいいということで、民間のアパートに移って行ってしまったということから、相談者の方からお断りをされた事案があります。だから要件が整っていれば必ず、空き室がまだ5部屋ありますから入れるというのが私の方で確認している情報でございます。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) そういうことなら非常にいいんですが、私は2日前もちっと確認をとってきたのですが、いわゆる条例にあてはまるものですから行きましたら、先に口だけで調査をされて、それでその書類も渡されなかったというようなことを聞いています。直接担当した職員がAさんかBさんかちょっとよくわかりませんがそんなことはないと思いますが、会議の中で決めていると思いますのでその辺がちょっと私の聞いた範囲では、食い違うところがありますのでその辺をもう一度確認をいたします。
○藤田議長 町長、保健福祉課長
◎唐澤保健福祉課長 高齢者支援ハウスにつきましては条例の中に、利用対象者第3条に定められております。いわば大雑把なとらえ方をしてありまして第10条に補足がございまして、この条例の施行に関し必要な事項は町長が別に定めるというふうになっております。さらに詳しい入所要件ですね、それが箕輪町生活支援ハウス運営実施要綱というものに定められております。これは例規集に載っている要綱でございますけれども。こういった中に入居者の選考基準というものは具体的に載っております。こういったものに照らし合わせまして、明らかに該当されない方は書類をお渡ししても書類審査の前に入居することはできないということにもなりますので、私どもの方で聞いているのは1件につきましては、五十何歳の方が入りたいということで、これはもう完全に条例的にもダメだということでございました。それとやはり家族等の支援が見込まれる方、できる方というのはそういうことはやはり入所の判断基準の方になりまして、入所できないということになりますけれども。そういった状況もお聞きする中でこれはダメですよという、無理ですよというお話はさせてもらっている事例がございます。そういったことを1つ1つクリアしていって明らかにもうこの要綱に定められた基準に合致するということになれば何ら問題なく利用することができるというふうに考えております。以上です。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) この問題は弱者が申し込むものでありますので、ぜひそのとおりにお願いをしたいと思います。条例の4条では、生活支援ハウスにおいて実施する事業は、(1)ひとり暮らし高齢者等に対して一定の期間住居を提供する、(2)利用者に対する各種の相談が及び助言を実施するとともに緊急時の対応を行うこと、(3)利用者の虚弱等に伴い、在宅福祉サービスを必要とする場合は利用手続の援助を行うこと、(4)利用者と地域住民との交流を深めるための各種事業及び交流の場を提供すること、と条例に書いてあります。そこで、町長にお尋ねいたします。箕輪町生活支援ハウスの入所希望者は何人いて何人断っているのか、その状況をお聞かせください。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 保健福祉課長の方からお答えさせましょう。
○藤田議長 保健福祉課長
◎唐澤保健福祉課長 先ほど申し上げましたけれども、平成24年度に入りましては2件の相談がございました。ご相談があった分についてはお話を聞く中で入所要件に合致しないとこういうことで、入所要件に当てはまらないということでこれは入所することは無理ですというお話を、そういう相談を受けながらお話をしている中で民間のアパートが見つかったからそちらを利用しますということでの、申請された方からお断りがあったりした例もございまして、町の方で明確にお断りしたとこういうことはございません。現在は5人入っておりまして、平成23年度には6人おりましたけれどもお1人亡くなられて、現在は5人ということでございます。23年度においても数件のご相談等ございまして23年度に1件確か入所をした事例はございますけれども。入所要件に合致するにもかかわらず、お断りしている例ということは私の方ではございません。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 私の聞きたいのは、何人申し込んで何人断っているかということを聞きたいわけです。理由はともかくとして、何人申し込みがあって、何人お断りをしたか。
○藤田議長 保健福祉課長
◎唐澤保健福祉課長 一度、生活支援ハウスに入りますとよほどのことがございませんと出るということはないわけですね。今までの中で6人入られているのが一番多い状況、ちっとそこのところ私実態をまだ把握していなくて申し訳ないんですけれども。1年間に何人相談があって、何人入ったかということをお聞きになるのか、それとも今までできてからずっとの累計のことをお聞きになっているのか、そこのところが理解できないんですけれども。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 先ほど一番先に町長に聞いたのは、今現在10室あるところに何人入っているかと聞いたんですが、今はそうではなくて入所希望者が何人いて、何人ことわっているかといことを聞きたいです。
○藤田議長 町長、保健福祉課長
◎唐澤保健福祉課長 入所希望者は、今のところおりません。入所希望者というのが平成24年度に入っては、入所の相談がお2人ございました。入所の相談がお2人あったんですけども入所要件に合致していないということでそういったお話をしている中で希望された方のほうからお断りがあったわけでありまして、町の方ではお断りをしている例はございませんということです。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 今の話を補足しますとね、応募者は7人ということですね。7人で2人は要件に達していなかったら、お断りをして現在は5人と。去年までは6人いたようでして、1人確かお亡くなりになって1部屋空いたんですね。今一応あそこに入るとなかなか退去ということがないものだから、応募者はその後、特にないというふうに理解していいのではないかと思います。今までの7人あったんだけれども、その2人の人がお断りになって入らなかったということですから、今5人というふうにご理解いただいておけばいいと思います。その理由はその要件に当てはまらなかったからお断りをしたと、本人の方からお断りをしてきたということのようですね。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 条例6条では、支援ハウスを利用する者は利用料を納付するようになっております。階層区分ではAからJの区分になっており、所得区分ではAの区分で120万円以下は無料となっています。Bの区分では120万1円から130万円は4,000円の利用料。Cの区分では130万1円から140万円は7,000円の利用料となっていて一番高いJの所用区分では200万1円から210万円は3万円の利用料です。そこでAからJまでの区分別の入所希望者と利用者数、利用者負担金は年間どのくらい町の収入になっているか町長にお尋ねをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 それでは具体的なお話ですので、保健福祉課長から答弁させましょう。
○藤田議長 保健福祉課長
◎唐澤保健福祉課長 生活支援ハウスの利用料金はただいま議員さんおっしゃったとおり、条例で定められておりまして収入が120万円以下の方は無料ということでございます。現在利用されている方で利用料金をいただいている方は1名のみでございまして、階層とすればGの階層におられる方1名で、月額1万9,000円の収入があるとこういうことでございます。その他に生活にかかる電気代ですとか水道料というものは個人負担ということになっておりますのでお願いいたします。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 先のことを言われましたように本当に弱者、困っている人が利用するところでありますので、ぜひご理解をいただいてきちんと話を聞く中でお願いをしたいと思います。 それではながたドームについて質問をいたします。ながたドームがオープンして1年半になります。町民にはもちろん評判がよく、町外の方々にも好評です。またフットサル、サッカー、テニス、ソフトボール等の種目別使用状況では平成22年度の1月から平成23年度の3月前の15カ月間の集計表を見ますと、件数で2,111件、人数では29,890人の方が使用をしています。箕輪中学のマーチングバンド練習、消防団の訓練、トレーニング、レクレーションなどのその他の使用状況では件数で36件人数では2,434人で、種目別と合わせると件数で2,147件、人数では3万2,324人の方が使用して、実際には17カ月半ですので4万人近い方がながたドームを使用していることになります。中でもテニスはフットサル、サッカーよりも使用件数が1.7倍と多くトップクラスです。テニス利用者から幾つかの要望が出ております。中でもテニスの移動式ネットは、鉄骨で大変重量があります。倉庫への出し入れのときに、体が倉庫のドアや壁に挟まることもあり非常に危険です。またネットのキャスターが倉庫のレールの溝にはまってしまい、上げるのに腰を痛めることもあり子どもや女性には大変無理があります。また、他のチームがAコート、Bコートを使用するときにCコートのプレイを中断させて、ネットを出さなければなりません。他チームに迷惑をかえてしまいます。それからプレイ中にも、ネットの両方の足の下の横棒の鉄枠に足があたり大けがをするおそれがあり危険のためポール式のネットに改善できないか町長にお尋ねをいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 ながたドームにつきましては、ただいまお話がありましたように約3万人とも4万人ともいわれる皆さんがですねご利用いただいている多目的のスポーツ施設というふうに位置付けをしております。したがいまして占用コートみたいな形での利用ができないものですから、どのスポーツに対してもいいようにということで最大公約数的なものがとってあるんですが。今ご指摘のそのテニスの問題はですね、テニスのポールということになるとあそこの床面にポールを立てる穴をつくらないといけないということで当初もそれは検討をしたのですが、非常に件数は少ないですが、利用者の多いフットサルとか、サッカーみたいなものを見ますとそこに足を引っ掛けてですね逆にケガのもとになるということで、そのフラットな面をどうしてもつくらなきゃいけないということからホールをあきらめた経過がございます。したがって今ご指摘の可動式のですね、ポールではなくて据え付けものですけれども大変重いというようなお話もあったりするので、ちょっと実態を見ながらですね、そういう声も聞かないわけではないようですので、もう少し利用しやすいような、非常に頑丈なものをいれてあるのではないかと思うんですけれども、利用しやすいようなものがあればですね、それの交代、しかしそのポールを立てるというのは他の利用者との関係で難しいので移動式のネットでですねもっと軽いものもあるのではないかと思いますからできるだけそのテニスの利用者の皆さんが負荷がかからない形のものをちょっと担当の方で検討したいと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 軽いものという話がありましたが、どうしても脚が両脚でたり、横にこう棒がはいるわけですよね。それが例えプラスチックになった場合でもどうしても球を追いかけるとそこに足が引っかかってしまう、非常に障害になるということを言われています。それで私はある方に言われて伊那市のホリデードーム、あるいは辰野のほたるドームを見てきました。全く同じような状況で、ながたドームと同じように使われている施設なんですね。それもフットサルもやられていまして、そこにはちゃんと穴が空いていて蓋がしてあります。蓋はTの字の蓋がしてありまして、それはまっ平らになるということで、今の科学ですのでお酒の瓶みたいにピシャンとこう入るような形、あるいはフットサルをやっても浮き上がってこない感じ、それはできるわけです。そういうことでぜひこのポール式をお願いしたいということと、私はそういう話を聞きまして、ながたドームへ4、5回あるいはもうちょっと行ったと思いますが、足を運んでチームの方と話をしてきました。十何チームと話しをしたんですが、ほとんどの方が今の移動式では困る、ポール式で穴は安全だからぜひお願いをしたいということを頼まれました。ぜひ再度お願いしますが、どんなようなもんでしょうか。お願いいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 先ほど来お話ししますように、このドームはテニスの専用ドームではありません。従ってテニスのことを考えると今度はフットサルがおかしくなってしまうとかということで、お互いにやはり我慢するところは我慢して使っていただかなくてはいけないということで、当初やはりポールを立ててということで、いま辰野の方のグランド面とは全然違います。非常にきれいな形で平になっているものですから、ちょっとした凸凹でも子どもたちも含めてフットサルの皆さん方が、ここでそれが原因でケガをしたということになりますとまた管理責任も問われることになりますので、若干は不便があるかもしれませんがぜひトータルとして見て、いろいろ影響がないような形で皆が理解をし合いながら使っていただくというような施設になっておりますので、他のことも考えてテニスの方も事故がないようにやってもらいたいと思いますけれども。なかなかそのポールというのは最初から考えられていたんだけれども利用する面でうまくないという結論が出ておりまして、ここでもってポールにすぐ変えるというわけにはちょっといきませんので、それだったら今のその重いものをどういうふうに改善されるかどうか検討させていただこうというふうに考えております。
○藤田議長 松本議員
◆11番(松本議員) 時間がありませんので、ちょっと簡単にいきます。ながたドームの照明料金はいま1時間700円で高く、伊那市に比べると500円という値段でやっていますので、ぜひこの辺を証明料金を低額に改善できないか、簡単でいいですので、お願いいたします。
○藤田議長 町長
◎平澤町長 ドームをスタートするときに考えたんですけれども、あそこのドームはできるだけ多くの人に利用してもらうことを前提に考えております。したがって電気料金だけで見るのではなくて使用料を見ていただければわかると思いますけれども、かなり使用料はながたドームは抑えてございます。考え方としてコートの使用料はできるだけ安く、あとは維持費をちょうだいしようではないかということで電気、水道等を含めてですね、受益者負担ということで実費を負担いただこうという形での料金設定でございます。今までずっと一応やってきましたが1時間700円ということで、使用料は1時間500円ですから恐らくかなり安いと思います。それで夜、電気が必要になってくるのでこの照明料については一応実費ということでいろいろ検討させていただきました。あの施設ですと、一応使用料は1,000円から1,200円くらいですね、だいたい普通のところで取っているものは。ただそれは安くしてできるだけ多くの人に使っていただこうと。電気料はやはり実費負担をそれぞれしてもらおうということで実費負担にかえての700円という単価を設定して運営してほぼトントンでございます。
○藤田議長 これで11番 松本議員の質問は終わりました。 会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開を午前11時5分といたします。 午前10時52分 休憩 午前11時 5分 再開
○藤田議長 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。 次の質問者を指名いたします。7番 小島常男議員